【読む時間が消える理由がわかる】『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』要約と感想|忙しい人ほど刺さる“半身”のすすめ

レビュー

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「仕事が終わると、文字が頭に入ってこない」「読む気はあるのに、気づけばスマホ」——そんな“読めなさ”を、根性論ではなく社会の構造から説明してくれるのが本書です。著者の三宅香帆は、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか?」という問いを入口に、労働が私たちの生活や心の余白をどう奪っていくのかを、歴史と現代の空気感をつなげて描きます。

本書のポイントは「全身全霊」をやめること

レビュー内でも繰り返し語られるのが、“全部を仕事に捧げてしまう”状態。仕事が人生の中心になりすぎると、読書や趣味が「時間があったらやるもの」へ追いやられ、結果として戻ってこなくなる——この感覚に、思い当たる人は多いはずです。

そこで提案されるのが、「半身」で関わるという生き方。ひとつの文脈(仕事)に100%を預けるのではなく、仕事・趣味・家事・人間関係など複数の場所に“居場所”を分散させる。そうすることで、読書は「贅沢」ではなく、他者の文脈を取り入れて自分を整える手段として戻ってきます。

こんな人におすすめ

  • 仕事で疲れて、読書が“できない自分”を責めてしまう
  • 趣味の時間が取れず、休日も回復だけで終わる
  • 「やりたいことはあるのに動けない」状態が続いている
  • 働き方を変えたいけど、何から見直せばいいかわからない

読みどころ

本書は、単なる読書術ではなく「仕事と趣味が両立できない苦しみは、どう生まれたのか」をほどいていくタイプの一冊です。読み終わる頃には、“自分の意志が弱いから読めない”ではなく、余白を奪う構造の中で頑張りすぎていたと気づけます。
ページ数は288ページ、集英社の新書として2024年4月17日に刊行。通勤や寝る前に少しずつでも進めやすいボリューム感です。

どこで買う?

紙でも電子でもOK。まずは読みやすい形で、Amazon/楽天/電子書籍ストアの在庫をチェックしてみてください(価格や還元は日々変わります)。
“読めなくなった理由”が言語化されるだけで、明日からの時間の使い方が少し変わります。

半身で生きる、この社会を上手く生きていく術なのだと思います。

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