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青春恋愛小説の中でも、ひときわ切なさを残す作品として注目を集めているのが、『ストロベリームーン』です。
“好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる”といわれる6月の満月――ストロベリームーン。そのロマンチックな言い伝えを軸に、限られた時間の中で紡がれる恋と青春が描かれます。
この記事では、『ストロベリームーン』のあらすじと魅力を、ネタバレなしで丁寧に紹介します。



あらすじ(ネタバレなし)
物語の主人公は、高校1年生の佐藤日向。
入学式の日、ちょっとした出来事をきっかけに、同じクラスの少女・桜井萌と出会います。明るくて人懐っこい彼女との距離は驚くほど自然に縮まり、ふたりはあっという間に恋人同士になります。
メッセージのやり取り、放課後の時間、何気ない会話。
高校生活の中で積み重ねられていく、特別ではないけれど確かに大切な日常。そんな中で萌は、ある「願い」を口にします。それが、ストロベリームーンを見ることでした。
しかし、物語が進むにつれ、日向は彼女が重い病を抱えているという事実を知ります。
残された時間は決して長くない――それでもふたりは、変わらない日常を大切にしながら、同じ月を見上げる日を目指して歩き続けます。
『ストロベリームーン』の魅力①
青春の「普通」がこんなにも尊い
この作品の大きな魅力は、派手な展開ではなく、高校生のごく普通の日常が丁寧に描かれている点です。
一緒に帰る道、他愛ない会話、ちょっとしたすれ違い。誰もが経験したことのあるような瞬間が積み重なっていくからこそ、読者は自然と物語の中に入り込んでしまいます。
「失ってから気づく」のではなく、今この瞬間の尊さを読者にそっと教えてくれる、そんな青春描写が胸に残ります。
映画でも、その青春描写が胸に刺さって泣きました。
『ストロベリームーン』の魅力②
余命という設定が“感動のため”に使われない
余命をテーマにした恋愛小説というと、どうしても涙を誘う展開を想像しがちです。
しかし『ストロベリームーン』は、悲しさを前面に押し出す作品ではありません。
病気の描写は過度に 脚色 されることなく、萌自身も「かわいそうな存在」として描かれません。
だからこそ、彼女の笑顔や言葉、選択ひとつひとつが、静かに読者の心に沁みてきます。
『ストロベリームーン』の魅力③
月が象徴する「永遠」と「一瞬」
タイトルにもなっているストロベリームーンは、この物語を象徴する存在です。
永遠を願う月と、限られた時間を生きるふたり。その対比が、物語全体にやさしい余韻を与えています。
月を見上げるという行為そのものが、
「今を一緒に生きている」という証になる
そんな静かなメッセージが、この作品には込められています。
こんな人におすすめ
- 切ないけれど、優しい恋愛小説を読みたい人
- 青春×純愛の物語が好きな人
- 読後に余韻が残る作品を探している人
- 泣かせにくる話より、静かに胸に残る話が好きな人
まとめ|“永遠”よりも“今”を大切にしたくなる一冊
『ストロベリームーン』は、余命や別れを描きながらも、決して重苦しい物語ではありません。
むしろ、今そばにいる誰かとの時間を大切にしたくなる、そんな気持ちをそっと残してくれる作品です。
読み終えたあと、夜空の月を見上げたとき、きっとこの物語を思い出すはず。
青春と恋、その一瞬の輝きを静かに閉じ込めた、胸に残る一冊です。




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